今回は、パーソナルジムの開業がうまくいかない原因として考えられる、顧客のリピート率の低さについて紹介します。
フィットネスジムやスポーツジムの開業を成功させ、運営を続けるためには「顧客のリピート率の向上」が課題です。
リピート率とは、ジムの利用者(顧客)が一定期間のうちに繰り返し購買利用をする割合のことで、パーソナルジムの場合は新規顧客の継続率や退会後の再入会率が該当します。
リピート率が下がる理由は顧客側とパーソナルジム側にそれぞれ原因が考えられます。
ジムが続かなくなる理由には、顧客の環境の変化(進学・就職・転職・引っ越しなど)や心身の変化(病気やケガ、目標体重の達成など)が挙げられます。
ジム側に問題があると、利用客のリピート率低下に影響を与えることもあります。利用客の自宅や職場から遠い・アクセスが難しい・料金が高い・メニューが過酷で継続できない・トレーナーとの相性や指導方法への不満といった理由が一例です。
複数の理由が重なるケースも多くみられます。たとえば「料金が高くて継続しようか迷っている。アクセスもしづらいので、近くのジムに入会し直そうか考えている」といったケースです。
継続が難しくなると顧客の足は遠のいていき、リピート率の低下にも繋がってしまいます。
顧客のリピート率を上げるためには、以下のようなポイントに分けて見直しましょう。
| 見直すポイント | ポイントの詳細 |
|---|---|
| 店舗の状況 | 清掃状況・古い設備の入れ替え・備品の補充や見直し |
| サービス品質 | メニュー料金・メニュー内容・キャンペーンなど |
| 顧客との関係 | 挨拶・会話・対応方法・気遣い・指導方法・信頼構築など |
| その他 | 利用状況の分析・差別化/ブランディング・広告宣伝・SNSやメールでの情報発信 |
店舗の状況はすぐに見直せるポイントのひとつです。清掃が行き届いているか、顧客にとって不便(扱いづらい)点はないかを考え、意見箱を設置する方法も有効です。
同時に、広告宣伝やSNS・メールによる発信といった顧客へのアプローチも重要です。設備の入れ替えや新しい設備の導入、料金の見直しといったサービスの品質を向上させる取り組みも行うと良いでしょう。
リピート率が向上しないときは、顧客の利用状況を確認し、店舗やサービスも振り返って見直す必要があります。
他店との違いを差別化する戦略やブランディングも重要です。広告やSNSでの発信をしていなければ、すでに発信しているジムと差がついている可能性があります。集客に繋げられる効果的な方法を検討しましょう。
当サイトでは、パーソナルジムの開業を成功させるためのポイントや注意点、失敗しやすい原因について取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。
パーソナルジムの開業にあたり、機能や予算、アフターサポートなど、導入するマシンに求めたい要素はたくさんあるでしょう。
ここでは、パーソナルジム開業をする経営者のニーズに応えるおすすめの複合型マシン、特にスミスマシンのメーカーを3社取り上げています。
それぞれの特徴を紹介し、理想のジムの開業を応援します!


