パーソナルジムには、防音対策が重要です。今回は、パーソナルジムで防音対策が必要とされる理由や防音対策を行う方法について詳しく解説します。
防音とは、室内の音が外に漏れないようにするだけでなく、外の音も室内に聞こえないようにする概念です。防音を行うために遮音や吸音を理解し、遮音・吸音ができる素材などを使用して防音対策を行うことになります。防音はあくまでも概念なので、遮音と吸音をうまく組み合わせて防音対策を行うようにしましょう。
遮音とは、空気を伝わってくる音を跳ね返すことによって音を遮ることであり、遮音をきちんとすることよって防音対策を行うことができます。外に漏れる音が小さければその分、遮音効果が高いといえますが、音を跳ね返す効果によってあまり遮音性を高めてしまうと室内での音の反響が大きくなりすぎて、逆に良くありません。なぜなら、反響する音がうるさくて、室内での声や音がまともに聞こえなくなってしまうからです。そのため、遮音性を高めすぎるのは、やめておくほうが良いでしょう。
吸音とは、その名のとおり音を吸収することであり、音を吸収することで部屋の外に音を伝えないようにする方法です。グラスウールやウレタンフォームなどを使用することで音をしっかり吸収し、防音することができます。反射をしないので大きな音も出しやすいといえるでしょう。ただし、音が壁に届くとすべて吸収されてしまうため、吸音性を高めすぎると支障が出る場合もあります。そのため、程よく吸音する素材を選ぶことが大切です。
パーソナルジムは、さまざまな音が発生します。また、音が大きいだけでなく、振動もかなり発生するため、何も対策をしていなければ他のテナントや近隣から苦情が来てしまう可能性があります。一度大きなトラブルを起してしまうと顧客の獲得が難しくなったり、地域に居づらくなったりしてしまいます。そのため、パーソナルジムでは防音対策が必須とされています。
パーソナルジムがテナントビルなどに入っている場合は、あまり大掛かりな防音や防振工事ができない可能性があります。もともとパーソナルジムが入っていた場所であれば問題はないですが、そうではなく、なおかつ防音工事ができていないのなら、防音マットを床全体に敷くようにしましょう。マットの中には、防音機能、耐衝撃性、耐震性などのさまざまな機能を持つものもあります。厚みもいろいろなので、パーソナルジムに合った防音マットを選んでみてください。既存の床に敷くだけで簡単に防音ができることもあり、コストも抑えられます。
パーソナルジムの防音性を高めたいなら、内装をリフォームすることも重要です。テナントによっては工事しても問題ないところもあり、そういったところであれば、大掛かりな工事が可能なので防音対策がしやすいといえます。遮音材や吸音材にはさまざまな種類があるため、パーソナルジムに合った素材を選ぶことが大切です。内装材に関しては、防音が得意な業者に依頼することでふさわしい素材を紹介してくれます。
パーソナルジムの開業にあたり、機能や予算、アフターサポートなど、導入するマシンに求めたい要素はたくさんあるでしょう。
ここでは、パーソナルジム開業をする経営者のニーズに応えるおすすめの複合型マシン、特にスミスマシンのメーカーを3社取り上げています。
それぞれの特徴を紹介し、理想のジムの開業を応援します!